投資家の声〜Investors' Voices〜
なぜ私たちはAIVICKを選んだのか
Interview Members
デフタ パートナーズグループ会長
原 丈人
株式会社デフタ・キャピタル
代表取締役
株式会社AIVICK
取締役(社外)
熊地 叔子
立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合
無限責任組合員
プラスソーシャルインベストメント株式会社
代表取締役社長
野池 雅人
ICT×食が拓く真の健康社会 AIVICKが示した、公益資本主義の実現可能性
原 丈人
私がAIVICKへの出資を決めた最大の理由は、創業者の矢津田さんが掲げる「食を通じて人々が最後の瞬間まで健康でいられる社会の実現」という明確で革新的なビジョンに深く共感したからです。
私が提唱している公益資本主義は、短期的な利益追求を超えて、社会に本質的で持続可能な価値をもたらす企業こそ、企業の在り方として望ましいと考える思想であり、それは世界中に教育を受けて健康で豊かな中間層をつくることを目的としています。その実現にはICT(情報通信技術)とバイオテクノロジーの融合が欠かせず、この融合によって新たな社会的価値が創造されると考えています。AIVICKは、この理想を具体的に体現できる企業であると考えました。
実際に矢津田さんが最初に私を訪ねてきたのは、彼女が単身渡米していた頃です。その時、彼女の情熱とICTへの深い理解に触れ、非常に印象に残っていたことを今でも記憶しています。その後、彼女が日本で食の事業に挑戦すると聞いた時も、その背景にICTがあると知り、すぐに出資することを決断しました。

熊地 叔子さんが語る、AIVICKのICT技術と真の競争力
熊地 叔子
取締役会では、私はしばしばこう伝えています。「DEFTA Partnersは、単なるお惣菜屋会社やお弁当屋に出資したわけではありません。AIVICKが持っている高度なICT技術があるからこそ、食を通じて社会に変革を起こせる事業だと信じています。難しいチャレンジかもしれませんが、AIVICKにはその実現可能性があると信じています。」と。
AIVICKには、経営陣の優れたチーム力があります。矢津田さんがあるべき姿を描き、後藤さんが具体的な技術として具現化し、谷村さんが科学的根拠を示し、今村さんがしっかりと管理部門をまとめ、他の多くのチームメンバーとともにアイデアを実践することで、AIVICKは他社とは異なる真の競争力を生み出していると考えます。
特に新型コロナウィルス感染症の拡大という予想外の事態に直面した時、矢津田さんが躊躇なく個人向けの食事宅配サービスを開始したことは印象的でした。これは矢津田さんのリスクを恐れずチャレンジする企業家精神とAIVICKの持つICT技術とチーム力があったからこそ実現できた難しいチャレンジであり、こうした柔軟かつ迅速な対応力を私は高く評価しています。

私たちが共に期待するAIVICKの未来
熊地 叔子
私たちは、AIVICKが「テクノロジーを使って、食を通じて個人の健康を最適化し、病気を未然に防ぐ社会」を実現する企業へと進化することを期待しています。今後も公益資本主義の理念を胸に、AIVICKが食品メーカーではなく、社会に新たな価値を提供し続ける企業として発展していくことを期待し、私たちは引き続き共に邁進していきます。
立命館ソーシャルインパクトファンドがAIVICKを支援する理由

RSIF野池雅人さんが語る、AIVICKとの出会いと投資の決め手
野池 雅人
立命館ソーシャルインパクトファンド(RSIF)は、学校法人立命館が100%出資して設立した、社会的企業を対象にしたインパクト投資ファンドです。「グラスルーツ・イノベーション」をポリシーに掲げ、地域や現場が抱える課題を解決する技術やサービスを支援しています。
私がAIVICK代表の矢津田さんに初めてお会いしたのは2021年頃でした。経営者仲間の紹介を通じて知り合い、彼女が自身の体験から食と健康に強い関心を持ち、事業を立ち上げた経緯に深く共感しました。自らの経験を事業の起点に据え、食生活改善を社会課題として本気で取り組もうとしている矢津田さんの姿勢に、私は非常に強いインパクトを感じました。
立命館ソーシャルインパクトファンドは現在24社に投資を行っていますが、その中でもAIVICKは比較的事業が進捗した段階での投資でした。通常、私たちはシードやアーリーステージへの投資が多いのですが、AIVICKに関しては事業の具体的な社会課題解決力がすでに証明されつつあると感じ、ファンドのポリシーであるグラスルーツイノベーションにも非常にマッチしていることから、投資を決定しました。
立命館ソーシャルインパクトファンドとAIVICKが描く社会的インパクト
野池 雅人
AIVICKへの投資を決めた重要な理由として、立命館大学が持つ「食マネジメント学部」との強い親和性がありました。食に関する社会課題を実践的かつ学術的に探求するこの学部と、AIVICKのICTを活用した個人最適化された食事サービスが協働することで、より大きな社会的インパクトを生み出せると考えました。
投資後のモニタリングを通じ、私はAIVICKが非常に困難な課題に対して柔軟かつ迅速に対応している姿勢を高く評価しています。特に新型コロナ禍で法人向け事業が困難になった際、すぐに個人向けの無添加宅配食サービスを展開し、子育て世帯のニーズに応えようと積極的に取り組んだことは、まさに社会的インパクトを具現化する事例です。
野池雅人さんが語る、AIVICKへの熱い期待と共創の可能性
野池 雅人
AIVICKには、さらなる社会的インパクトを創り出す大きなポテンシャルがあると感じています。矢津田さんやチームの皆さんが、本当に難しい課題に対して真正面から向き合い、議論を重ねながらサービスを進化させてきた姿をずっと見てきました。最初の頃の取締役会などでは、事業転換の難しさや現場の課題についてネガティブな議論も出ていました。しかし、それをただネガティブなままで終わらせず、前向きに捉え直して事業を進化させてきたAIVICKの皆さんの姿には感銘を受けました。
特にここ数カ月、AIVICKがセオリーオブチェンジを策定するために、社員の皆さんが活発に議論を重ねる場にオブザーバーとして参加しました。通常、多くの企業ではトップが語り、社員はその方針に従うという形が多い中、AIVICKでは社員一人ひとりが熱を込めて議論し、自分の意見をぶつけ合っていました。その熱量や主体性に触れ、AIVICKが持つ可能性を改めて実感しました。
私は、AIVICKが今取り組んでいる無添加の宅配食サービスにとどまらず、より幅広く、食に課題を抱えるすべての人々を支えるサービスへと進化してほしいと思っています。糖尿病や認知症の予防食、高齢者や障害を抱える方のための食事提供など、今後ますます社会的ニーズは拡大していくでしょう。そこにこそAIVICKが挑戦する価値があると考えています。
さらに、立命館大学としても、このチャレンジを全面的にサポートできる研究者や学生が多くいます。学生や研究者たちの健康課題に応える食の提供を通じて、大学がAIVICKの実践の場、そして協働の舞台になることを期待しています。
矢津田さんとAIVICKの皆さんが掲げる「人生の最後の瞬間まで健康的な生活を送る」という理想は、私たちが共有する願いでもあります。その理想に向かって、私たちRSIFはこれからも皆さんとともに歩んでいきたいと思います。